シバカラノテガミ

 阪急杯ブルーショットガンから最終の大団円へとつながっていったのですが、これを胴元のイソチキとかヤヲセと見てしまうと思考はそれまで。少なくとも金曜に、


★芝の状態
 Aコース(内柵から最内に設置)を使用。オーバーシードの状態で開催する。シート養生の効果もあり洋芝の生育も良好で、一部3コーナーと4コーナーの内側にかけての内側に前開催からの傷みが若干残っているものの、全体的には良好な状態となっている

★中間の作業内容
(1)芝コース
 今週は、芝刈りを実施していない
 今週は、散水は実施していない
 開催日の草丈は洋芝12〜18cm、野芝約6cmの予定。

 とかなんとか発表されているのだから、雨で重馬場→より洋芝適性が必要に? と気付いていればブルーショットガンも拾えない馬じゃあなかった。2着にもしっかりとGreen Desert産駒のコスモシンドラーが来ているので、そう間違った見解ではないはず。4着に粘ったスナークスズランも、騎手の好騎乗もありましょうが、ダンシングブレーヴの産駒。そういや、土曜のアーリントンCも1着はDanzig直子で、2着ロジックの母は札幌で500万900万と連勝した馬でした。

 まあ、これは重箱の隅をつついてるような話かもしれませんが、去年と違って洋芝がしっかり育っているのに芝刈りしてないってのは、ブルーに乗る松永騎手へ向けた馬場造園科の「イキな計らい」とも見れますわな。

 来週からはおそらく芝刈りも入るので、今週ほどに顕著な傾向にはならないでしょうが、これから改修まで14日間ある阪神開催、洋芝の生育が良い、という事は常に頭に入れておかないといけませんよ、と自分に忠告しておこう。

 反面、中山は、


★芝の状態
 Aコースを使用。洋芝の生育が若干悪いため、緑一面となってはいないが、野芝の損傷は少なく、馬場は良好な状態

★中間の作業内容
(1)芝コース
 今週は散水をしていない。
 凍結防止のため、平日は日陰部等へ凍結防止用シート養生を行う
 開催日の草丈は野芝約4〜6cm・洋芝約8〜12cmの予定。

 という発表。「若干」とはどれくらいなのか定かではありませんが、洋芝はあまり良くなく、野芝は良好というお話。

 気象庁発表の1月の天候、面倒なので全文コピペしますが、太字のところは注目の部分。


1 概況
 上旬は冬型の気圧配置が強く、全国的に強い寒気の影響を受けて低温となったが、中旬前半には日本海や本州南岸の低気圧が通過し、東日本以西を中心に高温となるなど、寒暖の変動が大きかった。中旬後半から下旬前半にかけては再び冬型の気圧配置が強まり、北・東日本を中心に寒気の影響を受けたため、月平均気温は北・東日本では低温となったが、西日本では平年並、南西諸島では高温となった。
 上旬は強い冬型の気圧配置となり、日本海側を中心に大雪となったが、中旬以降は低気圧が本州南岸を通過しやすくなったため、東・西日本太平洋側と南西諸島では、月降水量が多かった。21日に本州南岸を東進した低気圧の影響で、関東地方平野部を中心に大雪となった。  

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 全国的に気温の変動が大きかった。1月の平均気温は、北日本東日本では低く、平年を1℃以上下回ったところがあった。一方、西日本では平年並、南西諸島で高かった。 
(2)降水量
  1月の降水量は、東日本の日本海側でかなり少なく、北日本では少なかった。北見枝幸、雄武(以上、北海道)、むつ(青森県)、相川(新潟県)、新潟で1月の月降水量の最小値を更新した。一方、東日本と西日本の太平洋側、および南西諸島では多く関東甲信地方と九州南部地方の一部では平年の170%以上となった。 
(3)日照時間
 1月の日照時間は、北日本日本海側で少なく、一部で平年の40%未満となった。小樽(北海道)では1月の月間日照時間の最小値を更新した。また、東日本の太平洋側と南西諸島も少なく、そのほかは平年並だった。 

 関東では気温が低く、降水量は多いものの日照時間が少ないということで、関西では気温、降水量、日照時間いずれも平年並みというお話。「洋芝の育成も良好」と発表されるくらいですから、普通に育成に成功したということでしょうか。

 明後日に2月の天候の概況が発表されますので、それを眺めてこれからの中山芝コースの傾向を妄想するのも面白いかも。

 ふと思いついて、去年の気象庁発表も調べてみますと、


1月
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 寒暖の変動が大きかったが月平均気温は全国的に平年並みだった。北海道では平年を1℃以上上回ったところがあった。
(2)降水量
 北日本と東日本では多く、西日本では少なかった。南西諸島ではかなり少なかった。東北地方と関東甲信地方では平年の170%以上となったところがあり、深浦(青森県)、銚子(千葉県)では1月の月降水量の最大値を更新した。一方、西日本では平年の40%未満となったところがあった
(3)日照時間
 東日本では平年並みだったが、北日本西日本および南西諸島では少なかった屋久島(鹿児島県)では1月の月間日照時間の最小値を更新した。

2月
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 東日本と西日本では平年並みだったが、北日本では少なかった。また、南西諸島では高く、平年を1℃以上上回ったところがあった。相川(新潟県)では2月の平均気温の最低値を更新した。
(2)降水量
 北・東日本の太平洋側は平年並みだったが、そのほかの地域では多かった。特に九州地方南部では平年の170%以上となったところがあった。白河(福島県)、都城宮城県)、宇和島愛媛県)では2月の月降水量の最大値を更新した。
(3)日照時間
 全国的に少なく、特に北・東・西日本の日本海側と南西諸島ではかなり少なかった。東北地方の日本海側では平年の40%以下になったところがあり、秋田、輪島(石川県)、沖永良部(鹿児島県)など8地点で2月の月間日照時間の最小値を更新した。

 去年春の阪神芝コースの理由もなんとなくわかりました。

 そういや、去年は福島競馬場の芝コースも育成に失敗して開幕週から散々な状態でした。気象庁発表の情報を眺めてみると、春に気温が低めで雨が少なかったというお話で、まあ納得。

 と、ここまでは過ぎたことの復習ですが。せっかく発表されてる気象庁の情報を、週末の天気予報以外にも役立たせることができないかしら、とかなんとか、思うだけかも。