雑談

 なんか読むものはないかなー、といって本箱を漁っているとえらい前に勝ったままツンドク本になって忘れ去られていた、
「日本競馬論序説」 山口瞳、赤木駿介著
 を発見。およそ20年前に発行された本なのですが、今読んでも実に面白い内容。つまりは日本の競馬界&ファンの状況、問題はこの20年まったく変わっていない、ということなのですが。
 しっかし、この本の中で「複勝は投資、単勝は勝負、連勝はギャンブル」と書かれているのですが、当時の連勝とは今で言う枠連のはず。それが今では馬連、ワイド、馬単、三連複、はては三連単などという10万馬券は当たり前というようなものまで登場しているのですから、えらいこっちゃ。三連単は例えてみれば宝くじみたいなものですか。
 ワタクシは現在のところ、単複を基本にワイドと三連複を織り交ぜて馬券を購入しているのですが、ソロソロ三連単にも食指が伸び始めようというところで、悩ましいことに。そもそも単複を買うようになったのは、三連単が発売されると決まってからで、
三連単ならどうしても買い目が多くなってしまうから、せめて頭くらいは固定できるようにせねば」
 などと思い、3回に1回くらい頭が固定できればいいかな、と思っているのですが、ずえんぜん決まらない。三連単への道は険しいようです。
 世間では三連単導入に合わせて50円単位で馬券を売ってくれ、とか、いや20円単位で、などと言われているようですが、買い目が膨大になって金額が増えて困るなら、目を減らせば良いだけの話なんですがね。
 ワタクシも三連単導入以来、いちおう毎週1、2レース(たいてい重賞)は三連単を100円だけと決めて買っているのですが、一度も来たことがありません。秋華賞でスイープ→シュクル→アラバスタと買っていたときは惜しかったけど。
 ま、三連単は当分の間宝くじ気分で。今週のマイルCSはモルゲン→ファイン→ソロモンの一発夢馬券で狙ってみるつもりです。