マイルCS展望5

 マイルチャンピオンシップは京都1600mのくせに過去10年間で関東騎手が7勝、関西騎手2勝、ペリエ様1勝という成績。開催日程が大幅に変わったこの4年では関東2勝、関西1勝、ペリエ1勝の結果で、データは少ないのですが、傾向は変わっていないと見るべきかしら。
 今年関東騎手が乗る馬はテレグノシス横山典)、バランスオブゲーム(田中勝)、マイネルモルゲン(後藤)のたった3頭。開催日程が変わったこの4年ではアグネスデジタル(的場)が13人気、トウカイポイント(蛯名)が11人気ですから、穴で狙ってみるならマイネルモルゲンあたりが最適かもしれません。なにせ京成杯AH1着→惨敗→マイルCSというパターンは一昨年のゼンノエルシドと一緒。しかもモルゲン、マイルCSと関連深いと噂される中山記念と同じ中山1800mのレコードホルダーでもあります(2歳戦だけど)。
 うお、そうだったのか。書きながら気づいた私です。ラクティ&デュランダルファインモーションのBOXでいいや〜と思ってたけど、どこに穴馬が転がっているかはわからないものですな。もっとよく検証せねば。
 ステップレースのスワンS連対馬は、去年ギャラントアロー(1→3着)一昨年リキアイタイカン(2→3着)、その前タイキトレジャー(2→3着)と3年連続3着に10番人気以下で好走中。ちなみに4年前のスワンS1着ダイタクヤマトマイルCS4着と惜しい結果。今年の連対馬ではマイネルソロモンが出走予定。三連複には是が非にも入れておきたい一頭です。
 対するに富士S連対馬からの好走はナシ。全馬、本番も出走してるのですが。走るのは負けた組で、ダイタクリーヴァが(3→2着)、トウカイポイントが(5→1着)、無理やり共通点を挙げれば、同年に中山1800mの重賞を勝っていることでしょうか。ちなみにリーヴァは翌年に富士S2着でしたが、本番では1番人気で9着にコケています。このレースから今年はアドマイヤマックス(1着)、メテオバースト(3着)、ナイトフライヤー(6着)、マイネルモルゲン(12着)が参戦します。メテオとナイトは重賞実績もなくて実力が不足しているように思われますし、データからマックスは走らないはずですから、やはりここからの推奨馬はマイネルモルゲンでしょうか。中山1800m重賞実績は中山1600m重賞2勝の実績でカバーするということで。
 たった今netkeiba.comの仮想オッズで調べたところ、ソロモンが13番人気、モルゲンが16番人気、もしこの2頭とも馬券に絡んでくるなら、今年も大荒れ必至ですな。