1回札幌4日
- 9R 札幌記念
去年はヘヴンリーロマンスが勝利。後に天皇賞を制したくらいだから……、と今では納得できますが当時はちょっと考えにくい馬ではありました。とはいえ、昨年暮れにはGHTでアサクサデンエンを下し、古都Sではアイポッパーの2着、3着にサクラセンチュリーを下してましたから、それを考えることができてれば、まあ、買えないことはなかった、かも。
人気のマチカネキララは藤沢厩舎でソツのない戦績、過剰人気? の嫌いはありますけど、後のG2金鯱賞馬を3走前に負かしてますから、走られても納得できる馬で、頭を悩ませるところではあります。ここで勝てれば天皇賞もナントカ言えそうですが、やはり人気なので本命には押しづらい気分。
人気のもう一翼アドマイヤムーンはラインクラフトの弔い合戦、と言われればそんな気はしますけど、擬せられているサクラプレジデントにはちょっと及ばないと思うので、多頭数のここで勝ち負けはちょっと難しいかも。
3、4番人気は父と母父に札幌芝の特注Nijinskyの血が入っているエリモハリアーとシルクフェイマス。前者は5000万円のボーナスが鼻先にぶら下がってますし、時計の出やすい馬場とはいえ、明確な逃げ馬が回避して59秒どころか2分を切るかどうかもアヤシイ展開ですから、問題はないと判断します。
シルクフェイマスは今年から定量戦に変わったことでもっとも恩恵を受けた馬で、実績に問題はなく、血統もよろしく、馬場適性も札幌(2100)で、雨も過ぎ去ったようですし、あとは体調面の問題だけ。もっと人気がなければ嬉しかったのですが、単勝7倍もついてくれれば御の字でしょうか。
もう一頭加えると、前走快勝のファストタテヤマは外せないところ。天皇賞、宝塚記念とシルクに先着しており、目下好調とのことで、「夏は格より調子」ですが格もG2を2勝してて上位でありますし、なにより人気のなさそうなここなら期待して損はないでしょうか。
悩んだ時はより人気のない馬を、と決めてるので一番人気のないファストタテヤマを本命に。父のダンスインザダークにNijinskyが入ってますし、母父のRibotの血も札幌中距離で走ってるみたいですから、今年まだ重賞未勝利の騎手の奮起に期待して。