3回福島8日

 素直に考えるとワンモチャッターでいいかな、と思うのですが、福島最終週のハンデ重賞、荒れないわけがありません。とはいえ、気になる穴馬の名前を挙げれば片手どころか両手を使わなくてはならないほどに悩ましいメンバー。なにやら先週のアルゼンチン共和国杯と状況がよく似ています。そのときは熊沢マーブルチーフが穴を空けたっけ。

 7歳ブライアンズタイム産駒は現役に7頭。いまやダートの頂点に立っているタイムパラドックス、今春大阪城Sで復活したビッグゴールド、その次に賞金を稼いでいるのがオースミステイヤー。前走が10番人気での1着、ビッグの先例もありますし、もしやここも、と気になって仕方ありません。そんな欲目で過去の戦績を眺めますと、この馬芝2000m戦では(1025)ながら、京都新聞杯3着、小倉記念3着、と重賞でも善戦。

 着外に沈んだ5回と馬券に絡んだ3回でなにか違いはあるのかしらん、とこれまでオースミステイヤーが走った芝2000m戦を調べてみますと、

05オパールS(1着)
12.3-23.3-35.2-47.0-59.4-72.1-84.1-95.7-107.0-119.3 (35.2-35.2H)

05七夕賞(9着)
12.5-23.7-35.3-46.7-58.6-70.6-83.1-95.6-107.9-120.4 (35.3-37.3H)

04朝日CC(10着)
12.9-25.0-37.5-50.1-62.6-75.4-87.5-99.2-110.0-121.6 (37.5-34.1M)

04小倉記念(3着)
12.2-23.0-34.5-47.0-59.2-71.1-82.8-94.4-106.1-118.5 (34.5-35.7H)

02ゴールデンホイップT(5着)
12.6-24.0-36.9-49.9-62.2-74.5-86.5-97.9-109.2-120.9 (36.9-34.4M)

01京都新聞杯(3着)
12.3-23.1-34.7-46.6-58.7-71.2-83.3-95.5-107.6-119.8 (34.7-36.5M)

01若葉S(7着)
12.8-24.1-36.5-49.4-61.9-74.2-86.2-97.8-109.4-121.4 (36.5-35.2M)

01つばき賞(9着)
12.8-24.2-37.1-50.4-63.1-75.7-87.7-99.4-111.0-122.6 (37.1-34.9S)

 勝ち時計を見れば一目瞭然で、2分を切れば好走、それを越えると凡走。ちなみに通過時計を見ると、マルタカキラリーが大逃げをかました今年の七夕賞を例外にすれば、1000m通過が59.4秒以下で好走、61.9秒以上で凡走、となっています。

 今回の逃げ馬と目されるのはメジロマントル、もしくはブルートルネード。ペースは馬というより騎手ですが、前走と同じくメジロには高橋智大騎手が乗ってますし、同じように逃げてくれないかなあ……と、期待してみよう。

 単勝⑯1000円 複勝⑯1000円 ワイド⑯−⑫1000円