高松宮記念展望

 マキアヴェッリの言葉を競馬に置き換えると、勝ち馬を見つけるには負ける馬を探せばよい、ということになるか。上位3頭の人気馬を取捨するためにも、ここはかつて人気を裏切った馬たちを調べねばなるまい。
00年ブラックホーク 1人4着 99スプリンターズS① 00阪急杯
01年ダイタクヤマト 2人8着 00スプリンターズS① 01阪急杯
02年トロットスター 1人5着 01スプリンターズS① 02シルクロードS
03年ショウナンカンプ 1人5着 02高松宮記念① 03阪急杯
04年デュランダル 1人2着 03スプリンターズS① 03マイルCS
 デュランダルは判断が分かれるところですが、前年「中山の」スプリンターズSを勝った馬が毎年人気を裏切っているということに。
 ちなみに、00年以降の勝ち馬はビリーヴを除くと皆GⅠ初制覇、「芝」GⅠ初制覇ともいえますが。
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 そろそろ枠順が決まりますが、過去の宮記念の結果を眺めてみると、過去5年間、3着以内に入った15頭の結果は、(1枠〜8枠)、
(1-1-2-2-1-1-3-4)
 外枠がやけに好成績です。ちなみに7、8枠で好走した馬をあげて見ますと、
04⑱キーンランドスワン 8番人気3着
03⑱サニングデール 2番人気2着
03⑮リキアイタイカン 10番人気3着
02⑯スティンガー 4番人気3着
01⑬ブラックホーク 3番人気2着
01⑱テネシーガール 16番人気3着
00⑬キングヘイロー 4番人気1着
 三連単の穴は外枠の馬から。
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 8枠⑱に武豊アドマイヤマックス、⑯にはすっかり忘れていた中京1200m重賞馬キョウワハピネスの名前が、ファルコンSでも8枠⑯で激走。近走を見ていると買える理由がどこにもありませんが、だからこそ大穴としておいしいのかもしれません。3着はどっちだ?