2回中山7日

 この馬にとって、中山1200mは新馬、黒松賞、XローズSと制した得意舞台、もっともダートはXローズだけですが。中山1200mとはいえセプテンバーSは大敗したけれど、それは久々で力を出せなかっただけ。東スポの星占いで「絶好調、大一番を張るなら今期が最高」となっていることだし、鞍上に石崎隆之を迎えたこの馬を狙ってみる価値がある。牝馬ながら500kgをこえる巨漢なのも魅力、大きい女が好きなのだ。
⑧ウエディングバレー 単勝1000円 複勝1000円

  • 11R フラワーC

 3歳重賞といえばサンデー、けれどサンデー産駒は走らないのがこのレース。昨年こそダンスインザムードが勝って桜花賞まで獲っていったけれど、つまりはそれくらいの馬でないと走ってくれないということか。ならばサオヒメ、アルフォンシーヌ、シャルムーズあたりは問答無用で消し。これによってサオヒメ−タマヒカルなどという牝馬重賞にあってはならぬイカガワシイ馬券も買えないことになった、よかったよかった。
 ンでもって出走馬を眺め返すと、走りそうなのはシーザリオ、ラドランファーマ、ウエディングヒミコの3頭くらいか。しかしここからが悩ましい。
 シーザリオは2戦2勝、絶好ともいうべき2枠2番に入った。前走寒竹賞はアドマイヤフジあたりを抑えての勝利、これはなかなか価値がある。鞍上も今年絶好調の福永騎手で死角は……トレーナーか。どうもこの春は騎手も調教師も好調組と不調組がはっきりと別れているようで、角居調教師は不調組西の筆頭の感。古馬ではデルタブルースがナニして、3歳馬ではエキゾーストノートがアレで、先週ディアデラノビアがアノ調子、ここでシーザリオがコケたりしたらそれこそドツボに嵌るというものだけれど、不調一辺倒ということはそうそうないので、そろそろ脱出の時期か。ディアデラノビアとほとんど同じ戦歴で圧倒的1番人気になりそうなだけに、馬券を買う者にとっては見極めが大事。さてさて、どうしたものか……
 ラドランファーマは前走クイーンC3着からの参戦。戦績を考えれば、まあ複勝圏は外さないだろう、という堅実そうなところが魅力。けれどそれが1か2か3かで、馬券を買う者には非常に悩ましい判断を迫られる。ジョッキーはなぜか絶好調の田中勝春騎手、中山1800mの重賞はバランスオブゲームウイングレットと連勝中で、さらにもう一発の期待が誰の耳にも聞こえてまいります。二度ある事は三度ある、の格言もありますし、土曜に限っては狙ってみるのもよいのではないか、なあ。
 ウェディングヒミコは2連勝からの参戦、鞍上が只今売り出し中の松岡騎手、ということで気にはなるが、騎乗をビデオが擦り切れるまで眺めていると(嘘)、名付けて「強引ジョッキー」といった感がある。芝なら短距離戦、ダートも短距離と1700m、基本的には前に行き、後ろから行った場合も上手くいった時は積極的、失敗した時は早仕掛けのレース運びをするので、そういった舞台が得意なのだろう。こういった騎手に仕掛けの難しい中山1800mはまず無理と思われる。内枠で先団にでも取り付いていれば運良く走るかもしれないけれど、ここは上位人気になりそうな気配すらあるだけに、切ってこそ妙味がある。
 さて、残ったシーザリオとラドランファーマ、どっちを選ぶべきか。悩んだときは人気のないほうを……、いつもその理由では説得力がないので、関東のことは関東騎手を、ということでこちらをチョイス。
⑤ラドランファーマ 単勝1000円 複勝2000円

  • 結果

10R アイルランド大統領賞 ⑧ウエディングバレー 13番人気14着
11R フラワーC ⑤ラドランファーマ 2番人気4着
 ウエディングバレーは単勝万馬券! そんな馬が来るわけもなく、見るところの何ひとつもなく結果はブービー。けれど、いつかは僕も万馬券を獲るために、積極的に買っていく所存。ラドランファーマは4着はイカンだろ、4着は。ホワイトマズル牝馬といえば豪脚の追い込みのイメージがあるけれど、今日脚を試さんでも……。アンカツさん、桜花賞で乗る馬出来てよかったなあ。