重賞展望2

 私事ですが。なんでも結婚した友人を祝って食事会をするらしいのです。せっかくですから出走……でなくて出席したいもの。トコロは六本木。トキはええと、フェアリーSと阪神牝馬SとCBC賞の前日。いくら朝日杯−有馬記念の間の週とはいえ、なんで日曜一日に3つも重賞があるのやら。どうせなら食事会も一週早いか遅いかなら、その足で翌日朝日杯か有馬記念を見にいけるのになぁ、世の中うまくいかないものです。
 ところで、今のワタクシには上京して、食事会行って、競馬に行けるほどの余裕がないので、作り出さねばならぬ、錬金術で。
 京阪杯、そのためにこのレースを選びました。ラジオたんぱでないけど「1万円大作戦」を実施予定。えーと、トーキョーまで5000円、食事会にいちおう10000円、翌日の競馬に30000円。余裕をもって5万円ほどにしたいところです。負けるわけにはいかない。
 有力馬はエアシェイディエリモマキシム、カンパニー、グレイトジャーニータカラシャーディーダンツジャッジ、あたりでしょうか。他にも何頭かいるのですが、出否未定だからなぁ。では一頭ずつ。
 エアシェイディテレビ静岡賞から。サンデーの良血馬で、崩れたのが骨折長休明けのセントライト記念のみであるし、昨年暮のホープフルSではマイネルブルックマイネルマクロスといった実力馬を抑えて勝っているのだから、地力は十二分。
 エリモマキシムは去勢して以来、不良のグランドマーチスM以外はすべて連対。前々走で準OP、前走ではOPの京都1800m戦を連勝してきているので、今回アッサリもおおいにあり得る。好調時のブライアンズタイム産駒は追いかけろとの格言も。
 カンパニーの前走は菊花賞を使って9着ながら、これは明らかに距離不適。鋭い差し足が武器で、前走も全体の3位の脚を使っている。1800mの距離はラジオたんぱ賞2着からも問題はない、が、春のきさらぎ賞では7着、当時は有力どころとは明らかに差があった。とはいえ、その後の成長ぶりもあるし、京阪杯は例年外差し優勢、今年も先週までの結果から傾向は変わっていないと見る。この馬には明らかに有利。
 グレトジャーニーはシンザン記念(京都1600m)勝ち馬で、前走の菊花賞は8着。上がりの脚ではカンパニーに0.2秒劣ったが、許容範囲か。なにより、京都で重賞勝ちもあって(2101)の成績。明らかに距離不適の菊花賞を除けば、得意コースといって良い。ダービーレグノの伝もあるから、走ってもおかしくはない。関東での成績は散々だが、輸送がダメな馬らしい。今回は問題なし。
 タカラシャーディーは前走1年ぶりのカシオペアSをエリモマキシムのクビ差3着。叩かれて調子は上昇してるらしく、2走ボケがなければ今回も有力。脚部不安で休みは長いが、3歳春には共同通信杯2着、毎日杯1着、青葉賞2着した実力馬。不安材料はあるが、素質から見ればあっさり勝つこともあり得る。
 ダンツジャッジは昨年2着馬。前走の福島記念は明らかに叩き台っぽく、中一週のローテーションは厩舎的に問題なし。能力は高い馬であるし、距離も競馬場も問題ない。時計勝負になるといくらか分が悪いが、脚質から今の外差し馬場は望むところ。重にも強く、いくらか渋れば頼りになる軸馬として期待できそう。
 なんだよ、この6頭みんな走りそうでないか。難解だから、作戦は止めたほうがイイカモ……