フェブラリーS展望

 去年はこんなこと書いてました。
 http://d.hatena.ne.jp/fasliyev/20060219

 アジュディミツオー帝王賞で借りを返したり、シーキングザダイヤがG1・2着を増やしたり、ブルーコンコルドが地方で頑張ったり、カネヒキリがドバイでやっぱりダメだったり、ヴァーミリアンは……ダイオライト記念は勝ったけど、東海Sはなんだったんだろ、さすがにユートピアの転籍は想像できませんでしたが。

 一年たって読み返してみると、意外に悪くないこと書いてるんじゃないかなー、と自画自賛ならぬ自書自賛。1番人気っぽいブルーコンコルドはパワータイプとは、知らなかったなあ。

 今年は前記のアジュディ、ダイヤ、ブルーのほかに、新勢力としてメイショウバトラーシーキングザベストビッググラスメイショウトウコンが重賞ホースとして参戦、なんだか去年の上位馬で決まるような気もしますが、考えてみなければなりません。

 あっさり書いてしまうとビッググラスは騎手があまりにナニですし、メイショウトウコンよりサンライズバッカスのほうが上位に来そうですし、シーキングザベストメイショウバトラーに歯が立たなかったので。そのメイショウバトラーも前走がちょっといただけない競馬、まあ、今回の鞍上は強力なのですが。

 旧勢力、ではアジュディミツオーが去年のかしわ記念ブルーコンコルドを、帝王賞では2:02.1でカネヒキリを退ける競馬。近2走はちょっといただけない着ですが、フェブラリーSを視野に入れた調整なのは、たぶん間違ってないと思うので、あまり気にしなくていいかも。去年は芝云々をいうスタートではなかったので、今年こそは。ケチをつければ、逃げたい脚質が不安。ただ、去年の帝王賞はすごかった、底力はナンバー1かな。

 ブルーコンコルドは本格化した一昨年が中央、去年は地方巡業で例のごとくの好成績。人気モノにケチをつけるとすれば、かしわ記念アジュディミツオーに負けていることと、やっぱり最後に止まるんじゃないかとの推測。しかも幸様が「外回しても勝てる」とかなんとか言ってるような新聞記事。この馬に勝てるかどうか、で考えるのが馬券の目安と思いますが、どうなるかなあ。

 前人未到、たぶん不倒にもなりそうなG1・2着10個なるか、注目したいのがシーキングザダイヤ。こうなると勝って欲しくない、というのが人情ですが、やはり実績は最上位、なのかな。ケチつければ南部杯が完敗だったのと、JBCタイムパラドックス東京大賞典クーリンガーにも遅れをとってしまったのが、衰えたのかも? とかなんとか。武兄様乗りますし、期待していいのですが、ニュービギニングオーシャンエイプスと、なんか4着が連荘しているのは不安。軸とか複勝で考えたら痛い目に遭うかも。

 サンライズバッカスの去年は……、騎手のせい、で片付けてしまえば簡単だけど、それにしても12着は気にしてしまうところ。武蔵野Sではカネヒキリを押さえたり、休み明けで2着したりと悪くないのですが。JCDでは5着5着、このとき負けた馬を見ると、やはりそれなりの馬で、シーキングザダイヤには完敗。去年はフィールドルージュヴァーミリアンの後塵を拝しているだけに、人気を考えればサンライズバッカスよりフィールドルージュの方が……、ルメールだしぃ。ただ、今年は絶好調の安藤騎手(お年寄りには暖冬の今年が良いらしい)、前走は休み明けで見所たっぷりの競馬、叩いてさらに、とはいかないかものヘネシー産駒ですが、どうなるかな。

 なんか、書いてたらアジュディミツオー買いたくなってきました。