エリザベス女王杯回顧

 パトロールビデオを眺めると、仕方ないかな、という印象はあります。ワタクシ的な話では、土曜に口座の金をすべて溶かしてしまったので、日曜は指をくわえて眺めていただけでしたから、被害はナシ(?)。カワカミを外した馬券は間違いなく買わなかったはずですし……

 レースはシェルズレイが飛ばす展開。テレビでも解説していたけれど、スタートして外目からライラプスが行きかけたので飛ばさざるをえなかった、というところでしょうか。1000m通過が57.4秒、さすがに早すぎましたが、直線まで粘っていたのは実力の証で、2000m以下なら今後要注意しておきたい馬であります。

 1位入線のカワカミプリンセスは道中後ろ目での競馬。直線では前のアサヒライジングの動向も影響にあったろうけれど、直接の加害馬なのは事実。とはいえ、実力は見たまんま現役トップの牝馬ですね。来年は牡馬との戦いでしょうが、借りを返す? 意味においても有馬記念に出走しないかなー、とのほのかな期待。まあ、中山ではパフォーマンスが落ちると思うので、現時点では買わないとは思うのですが。ワタクシ的にはジャパンカップに向かって欲しかったけれど、登録してナイので。来年のヴィクトリアマイルでは最有力、安田記念天皇賞でも有力と思いますが、秋はブリーダーズカップに向かってくれないかなあ。

 1着より先に2着のスイープトウショウ。直線で外に持ち出したのはいつもどおりながらも、最後には他馬と脚がほとんど同じに。ハイペースでこの馬の望む競馬ではあったけれども、上がりは34.4秒。もっと速く走れるとは思うのですが、ゆるめの馬場が影響したかなあ。ゆるい馬場という印象は、勝ち馬の血統を眺めると合っているように思えます。

 ゆるい馬場を滅法得意とするサンデー産駒は、母の父にNureyevが入っている馬。勝ったフサイチパンドラにとっては願っても無い馬場条件だったか。ワタクシ的には、外枠に入っているから掛かるんでないかなー、となんとなく思ってましたが、ドハズレ、そぶりもありませんでした。実際に賭けていれば買い目にはあったかもしれませんが、どっちにしろカワカミが飛んでしまっては外れでしたか。

 ディアデラノビアはこれで5戦連続3着。「馬なり」ファンのワタクシとしては空恐ろしくなる牝馬ではあります。そういえば、この馬はシーザリオといっしょにアメリカンオークスに出走する予定でしたね。厩舎が厩舎ですし、海外遠征してくれれば……、との期待はステイゴールドを思い返せばせざるを得ないところ。さすがに混合戦は難しいと思うので牝馬限定の……、近いところでは香港、ドバイともありませんが、来シーズンのアメリカで是非とも見たい。

 4着アサヒライジング牝馬限定戦に出てくればどこでも買いたい馬、何気に重賞を勝ってませんしね。愛知杯ハンデ戦なのが気になりますけど、たぶん本命視。5着アドマイヤキッスはこれでお休みにして、来年の阪神牝馬Sまで充電してくれれば、と。鉄砲でヴィクトリアマイルのほうがたぶん面白いのでしょうが。