4回東京8日

 JRAの「データ分析」によると、

 スワンS
1.単勝人気は当てにならない
2.関東の騎手に注目
3.父内国産外国産馬が大健闘

 武蔵野S
1.3歳と5歳馬に注目
2.関西が圧倒
3.人気薄にも注目(特に連下)

 ……スワンSは該当馬3頭が125着で馬連3万馬券、しかも3着馬もマル父。武蔵野Sでは3歳&関西で1番人気のフサイチこそ5着だったものの、もう一方の5歳&関西シーキングが1着、23着は関西馬三連単12万馬券も夢ではなかった結果でありました。こうなってくると天皇賞でも丸乗りしたくなるのですが、競馬ファンのバイブル「日本競馬読本」にもある通り、

「他人の意見を鵜呑みにして取った二百円は、自分の推理で取った五十円にも劣る、と考えてもらいたいものである。」

 この精神で……

   *

 とはいえ、一応おさらいをば。天皇賞の「データ分析」によりますと、

1.若い世代(3、4歳)が好成績
2.前走1番人気だった馬が強い
3.距離延長は不利
4.関西馬VS藤沢和厩舎

 ここから浮かび上がってくるのがアドマイヤムーンインティライミ

 で、他人の意見を一切排除してワタクシの推理を働かせ、本命に浮かび上がってきたのが、あら不思議なことにインティライミ

 インティライミは言わずと知れた去年のダービー2着馬ですが、それ以後は脚部不安で長期休養。今年の日経新春杯から始動して3着、続く阪神大賞典を8着、そこからまた7ヶ月ほど空いた前走の京都大賞典を7着。

 著しく精彩を欠く結果ではありますが、長休明けの日経新春杯で56.5kg(実質57.5kg)を背負って勝ち馬アドマイヤフジ(55kg)からアタマ+クビ差なら悪くない結果。続く阪神大賞典は3000mの距離と恐ろしく時計のかかった重い馬場が原因とみることができます。勝ち馬からの着差(4秒差)は、そのままが力の差とは考えられませんし、前走は超スローの瞬発力勝負、ならばどちらも参考外。

 一度使われて調教でも良くなってるみたいですし、鞍上の佐藤哲三騎手は去年のダービーで、胴元までが勝たせたがっていたディープインパクトを相手に、ただ一頭勝負をしてのけた男気あふれる騎手であります。

 血統を眺めると、父は言わずと知れた天皇賞他馬スペシャルウィーク。全兄サンバレンティン、4分の3姉フォルクローレにしても軌道に乗ってきたのは4歳の夏からで、弟もおそらく今が充実期。土曜の競馬ではNijinskyなどのNothern Dancerの血が入った馬が走っている印象で、その面から考えても父スペシャルウィーク×母の父ノーザンテーストはプラス。

 ついでに、前日で17倍の7番人気、最終も15倍は固いだろう雰囲気で、人気のホドホドなのも魅力の一つでしょうか。

 まあ、ダメな理由もこれら以上に挙げられるのですが、ほら、悠仁親王が9月6日生まれですしね。

インティライミ 単勝1500円 複勝2500円