5回京都6日

 ペースを握るのは大方の予想通りにアドマイヤメイン&タケ兄様でしょう。最大のライバルは同じ栗東の石橋先輩。相手に三冠が懸かっているレースですからここは勝ってもらい、暮れの有馬記念ではお返しに……。そんな邪推が頭をよぎってしまいます。けれど、タケ兄様があくまで勝つことを考えて騎乗するなら、どんなペースになるのか。

 ダービーではヨシトミ様が騎乗してましたが、直線入り口でサムソンと2、3馬身くらいの差でラスト100mでは完全に捉えられてましたから、勝つには今回もっと差をつけて直線に向きたいはず。そのためには道中に差をつけなくていけませんから、必然的にペースは速めに。オフィシャルホームページで「気楽な立場で存分に戦いたい」とかなんとか。自分のペースで逃げて、どこまで持つか……。スタミナ切れで惨敗、という結果も想像できますが、そこらへんは未知数ということで。

 思い返せば春に三連勝した初戦の500万下では、2着のアペリティフに1.5秒の大差。ダービーでの両者は0.7秒差でしたから、恣意的な見方をすれば、ダービーでアドマイヤメインは本領を発揮していなかった、とも。恣意的ついでに付け加えると、母の父がヘクタプロテクターだから平坦はプラスなはずで、トビが大きいから広い京都も合っているにちがいない、とかなんとか。

 対抗はメイショウサムソン、ではなく、この際だから穴馬をチョイスして万馬券を狙ってみる。

 タガノマーシャルコマンダーインチーフの産駒。そういや、先週もコマンダー産駒を対抗に推してたような……それはともかく、この馬の戦績を眺めると、芝で(2202)ながらも捻挫明けで2.4秒差負けた3走前のHTB賞は度外視できるし、前々走の日高特別は直線で騎手が立ち上がるくらいの不利を受けて伸び切れずの6着なら、こちらもなかったことに。そうすると連対を外さない戦績に早変わり、はちょっと無理のある説か。父系がノーザンダンサーの一頭で、鞍上がメイショウのG1制覇を散々邪魔した和田竜二騎手ならよもや遠慮することはあるまい。バテない末脚で速めに仕掛けたメイショウを差しき……、うーむ。

アドマイヤメイン
タガノマーシャル
メイショウサムソン

 馬券はアドマイヤからの馬単にワイドのBOXで。

馬単⑤→④⑫ 各500円
ワイドBOX④⑤⑫ 各1000円