秋華賞回顧

 終わってみればオークスの123着馬が132着、人気も254番人気と至極順当な結果で、やはり世間の人は見る目があるなぁ、と感心してしまいます。

 カワカミプリンセスは血統良し、枠良し、戦績も良し。鉄砲が不安視されたのと、アドマイヤキッスローズSで強い競馬をしてくれたために単勝オッズは3.6倍の2番人気でしたが、これ以上を望んでたのは欲深というものかしら。

 レースは短距離で逃げていたトシザサンサンに、つられた? コイウタが引っ張る展開。シェルズレイも3番手で先頭集団を作り、離れた4番手でアサヒライジングが馬群の先頭。

 アサヒライジングはハイペースのオークスで2着、桜花賞も後ろから3頭に差されたものの僅差の4着。父親のロイヤルタッチを髣髴とさせる詰めの甘さですが、実力は間違いなくあった。ワタクシ的にはアメリカンオークス2着(ダンスインザムードと同じ)なんで、桜4着、樫3着、秋華2着とみせかけて4着、と根拠のない確信を持ってたのが敗因、物事は至極順当。今後は馬券に欠かせない馬になったけれども、最後の決め手に欠くだけに単勝はどうにも……

 順は逆になりましたが、カワカミプリンセスは強かった。次走のエリザベス女王杯は距離が伸びて外回りになって、条件は明らかにプラス。間違いなく勝ち負けでしょうし、その後はもしかするとJCとか有馬記念に向かうかも、とか。ローテはキツキツですが、先日書いたようにVSスイープトウショウ、VSプライド(英チャンピオンS勝ち!)、VSウィジャボード、が見れるかもしれないのでJCに是非……!

 フサイチパンドラは、騎手が「一番の手ごたえ」とかなんとか言ってるように良かったのでしょうが、父SS×母父Nureyevで詰めが甘い馬。ダートに行けば……、という気はします。G1で勝ち負けするにはよほど展開に恵まれないと無理っぽい印象で、今後は、凡走して人気を落とした後で重馬場のレース、とかを期待したい。

 アドマイヤキッスは、タケ兄様が前の人気両馬をマークする格好で競馬。叩き2戦目で、まあこんなものかしら。鉄砲でヴィクトリアマイルとかならあるいは。

 シェルズレイはズブズブでもおかしくなかったのですが、掲示板に。春の戦績から類推して、これからだんだん悪くなりそうなので、ギリギリ次走か、リフレッシュした後に要注意。

 キストゥヘヴンは直線で前が詰まってたわけでもないので、道中馬群の中に入ってたのがダメだったのかも。距離は短い方が良いはずなので、女王杯よりマイルCSで、外枠で、馬場が渋ってくれることを期待したい。

 穴に指名したサンドリオンは上記に続く7着で、実力が足りなかった感。やはりコマンダーキープユアスマイルオークスの予想記事を読み返してみると、その時も穴で期待してた馬だった。次はターコイズSとかユートピアSとか……、そこらへんで期待するかもしれませんが、紫苑Sを逃したのは痛かった。