3回新潟8日
- 11R 新潟2歳ステークス
目下連勝中のマイネルレーニアをどう見ましょうか。
内回り1400mと外回り1600mではゴール前の直線の長さがまるで違いますし、先行力で勝ってきている馬ですから今回はアブナイ……。ということなら前走同舞台を早い上がりで勝ってきたニシノコンドコソ、ゴールドアグリあたりに目が行くところ、ではありますが、どちらもテンが36秒台のレースを38秒近いペースで最後方追走から繰り出した上がり。先週の新潟記念ではスローペースで上がり時計の早かったニシノナースコール、エイシンニーザンあたりが人気して惨敗した過去もありますし、目下2、3番人気ではこの両頭は静観が妥当というべきでしょう。
もちろん先行勢が距離不安から控えてスロー、ということも十分考えられますが、ペースは騎手が判断するもの。過去の新潟2歳ステークスの結果から考えると、逃げ馬のペースは35秒前後と推測できます。これはマイネルレーニアがダリア賞でテン34.8秒でしたから、それくらいか、ちょっと遅いくらいの流れ。ラスト1Fでは完全に抜け出しての大楽勝でしたから、直線が1F長くなろうがそう問題にはならない、と判断します。1番人気でも疑ってる人が多くて前日では単勝3倍、これはかなりオイシイ気がするのですが、他にもっと良さ気な馬はいないかしらん、と汚れた瞳を馬柱に。
小倉2歳ステークスを蹴って遠征してくるシャルマンレーヌが目下5番人気の単勝二桁、これもかなり魅力的です。距離は未知数ですが、新馬戦、前走の競馬ぶりからは、距離に不安はないと思います。フェニックス賞の時計が古馬500万条件とほぼ等価値というのは立派で、ライバルの新潟組ではダリア賞すら500万に及ばない時計だった、ということを考えますと、アッサリがあっても不思議ではありません。
同じく小倉組ではトップコメットの未勝利戦は悪くない競馬でした。スーサンライダーとの兼ね合いでこちらに回った? 感は多大にしますが、クロコルージュの産駒ならマイルまでならなんとかなりそうで、なにより目下ブービーの単勝万馬券というあたり、ソロバンの桁が左の方についつい動いてしまいます。
以上の三頭から……、単勝万馬券に食指が動くところ多大ではありますが、シャルマンには勝てない気がするので、一枚落としてマイネルレーニア、シャルマンレーヌの二頭から、人気のない方をチョイス。馬券はこの馬の単複を中心に皮算用も少々。