重賞展望

 木曜で出走馬が確定。キーンランドCに期待馬モアザンベストが出走することになりましたけれど、鞍上が菊沢孝徳騎手、なんとも微妙な人が乗ることになってしまいました。まあ、馬が本当に強ければ多少ナニな騎手でも、むしろ人気が落ちてくれる、とプラスに見ることもできますが、はたしてこの馬、強いのかしら。

 皆様ご承知のとおり、サマースプリントシリーズでは好調な格下馬が活躍しています。北九州記念アイビスSDでは前走1000万下勝ちの牝馬が勝利、二度あることはなんとやら、と言いますから、ブリリアントグレイが回避しましたし、ここは前走札幌スポニチ賞を快勝したモアザンベストに期待してもいいのではないかしら。とまあ、これは説得力のない話でありますが。

 前走の札幌スポニチ賞での時計が1:08.7。札幌ということを考えると早く思えますが、今年の芝のレースはやけに早い時計が出ているので、これは特筆すべき数字とはいえません。注目したいのは去年のキーンランドCで出した1.08.9で、これは開幕週の札幌日刊スポーツ杯と並んだ開催一番時計でした。

 去年の札幌開催の芝1200m戦で1:09.5を切ったレースはいくつかありましたが、


Aコース1日 札幌日刊スポーツ杯(ペニーホイッスル)1:08.9
Aコース2日 羊ヶ丘特別(ビーナスライン)1:09.0
Aコース6日 キーンランドCモアザンベスト)1:08.9
Aコース8日 UHB賞(ツルガオカハヤテ)1:09.2
Bコース1日 サロマ湖特別(ジョイフルハート)1:09.2

 ペニーホイッスルのその後はチョットナニですが、今回そこそこ期待を集めそうなビーナスライン、ツルガオカハヤテ、未完の大器(?)ジョイフルハートあたりと同程度、もしくはそれ以上と考えるなら、おそらく人気もないことでしょうし、面白いのではないかしらん。