東京優駿回想

12.6-11.8-13.0-12.8-12.3-12.7-12.9-12.5-12.0-11.5-11.8-12.0

 1000m通過が62.5秒、1000m〜2000mが61.6秒、やや重の渋った馬場ということも考慮せねばなりませんが、騎手コメントなどにもあるように明らかにスローな流れ。2着に粘りきって万々歳にも思えたアドマイヤメインですが、馬の能力を考えるともうチョット早いペースのほうが更に良かったのかも。まあ、それでも最後は差されたと思いますけど。

 勝ったメイショウサムソンはこれで春二冠、父オペラハウスに母の父ダンシングブレーヴ、淀の3000mも文句なくこなせそうな血統、馬体ですし、順調なら二年連続三冠馬は濃厚かも、と思うのと同時に、心が早くも来年以降に飛躍してしまうのも無理からぬことでしょう。来年のロンシャンでは石橋守騎手が……

 2着には逃げてペースを作ったアドマイヤメイン。もし青葉賞からヨシトミさんが騎乗していたら、もしタケ兄さんが鞍上だったなら、そう思ってしまいたくなる競馬ではありました。次戦以降に誰が騎乗するのか気になりますが、これで青葉賞1着にダービー2着、近年の競馬を思い返してみると秋以降の活躍が実に楽しみな一頭になりました。

 3着には皐月賞2着からのドリームパスポート。距離云々の話はありましたが、外を回した人気どころを一瞬にして置き去った末脚には脱帽。とはいえ、血統から、戦績からもこれから勝つのが難しい馬になってしまうかも、とかんなとか。なにせ皐月2着にダービー3着、そしてダイナサッシュの一族でもありますし。

 4着マルカシェンクに5着ロジック、ワタクシ的にはノーマークでありました。マイラーと思って軽視してましたが……、スローの流れと直線のイン突きが幸いしたかなあ、とは。

 人気を集めた馬では……、アドマイヤムーンはよく7着まで来たなあ、という気はします、今後はマイルで是非とも。フサイチ、サクラの二頭はチョット見所がない競馬。やはりタイガーカフェの下、と府中のグラスワンダー産駒、ということかしらん。

 ジャリスコライトは最初から最後までお話になりませんでした。