3回東京2日
- 11R 優駿牝馬
例年の傾向から考えますと、全馬未知数の距離ということもあって、オークスはスローの上がり勝負が濃厚。勝ち馬のイメージとしては、鋭い脚が繰り出せて、道中のペースにがっちり折り合えるタイプ。土曜の競馬を眺めていると更に、前で競馬ができる、という条件も入ってきましょうか。
出走メンバーで早い上がりを繰り出せる馬は……、と馬柱眺めますと、案外34秒台の脚を使ったことのある馬が少ないことに気付きます。これは、牝馬クラシック路線の大部分が行われた阪神競馬場が昨年暮れの開催からやけに時計のかかる馬場であったから。ということは、今年の有力馬は速い馬場未経験、もしかすると今の東京競馬場みたいな馬場には適性がないかも……、などと邪推。
これまでの主要レースで34秒台の脚が必要になったのは、東京競馬場で行われたクイーンC、フローラSの二鞍。勝ったコイウタ、ヤマトマリオンは前目で競馬をするイメージからも当然有力な馬といえましょうか。他ではスイートピーSで一頭だけ格が違ったカワカミプリンセス。
伏兵では2歳の新潟で鋭かったキープユアスマイルでしょうか。シラオキの牝系で、配合されてきた種牡馬の顔ぶれからは、距離が伸びてこそ、というイメージ。まあ、騎手からも勝ち負けはないとは思いますが。
印が集まっている馬では、アドマイヤキッスはマイラーで使い減ると思っているので、騎手は恐ろしいのですが今回は馬券に来ないという判断で、穴人気しているニシノフジムスメも前走は上手くいった勝ち鞍と思いますし、キストゥヘヴンは……これはちょっと心情もあって切れない。
以上に上げた中から勝ち馬を探すと……。テイエムオーシャンでオークスだけ取れなかった本田さんに発奮を期待してカワカミプリンセスをチョイス。掛かる馬というのはとてつもなく不安ですが、デビュー以来使われながら馬体を増やしていますし、無敗というのも魅力ですしね。