菊花賞展望

 せっかく三冠馬が出現しそうで、世間の皆様(主にJR▲)が盛り上がっているというのなら、ここはデータ党のワタクシとしましても菊花賞の検証をせねばなるまい。データは過去10年間から。

1.ダービー馬で菊花賞を勝った馬はいない

 おお! いきなり大本命が消えてしまった! 今年の菊花賞も大荒れ必至?

 ……どうもデータ党では当たる気がしませんので、いつもどおりの適当予想で気になる馬を検討。

 ディープインパクトは……。そんなわけで本命候補。

 フサイチアウステルはG1長期予想で菊の本命に推している馬。なにやら主戦のアンカツ様がローゼンクロイツに乗ったり、調教師が息子だったり、とあまり強気に推せない雰囲気ではありますが、フサイチの馬に藤田騎手といえば、コンコルドに乗ってユタカの1番人気馬を破った過去もありますし、夢よ再び、と願ってみたい。

 まあ頭は抜きにして、菊で好走できるかどうか、ということになると、距離適性はありますし(かきつばた賞1着)、夏に古馬1000万条件(九州スポーツ杯1着)を勝っているということは、同世代なら能力は上位に位置づけられていいはず。セントライト記念2着も最後に瞬発力で負けた競馬で、菊に向けてはとくにマイナスになるような負け方ではないように思われます。騎手が長距離でイマイチ結果を残していない藤田騎手ですが、今年初春には心機一転? 万葉S(菊と同舞台)を勝ってますし、再来週のメルボルンCに向けてここらで好走してくれてもいいんじゃないかなあ、と期待。

 古馬1000万勝ち、ならマルブツライトも函館でクリア。父メジロライアンで母の父ブレイヴェストローマンの血統で今これだけ走っているのだから、今後注目しておいてよい馬。ですが、今回は騎手が松岡ということで駄目っぽい雰囲気が漂ってきますので、狙うのは来年のローカルG3あたりでいいかも。下手に好走しないことを願いつつ軽視。そういや先週、大久保正陽調教師が定年でどうこう言ってましたが……

 菊の展開を読む意味で外せないのは、たぶん逃げるシャドウゲイト。なんかダービーで狙ってた記憶があります。父ホワイトマズルの牡馬といえば、天皇賞を逃げ切ったイングランディーレオールカマーを逃げ切ったトーセンダンディ、逃げて一発穴を開ける傾向があるだけに、単騎で行ってマークが緩くなるようならば、と穴を期待したくなる典型的な馬。ディープが負けるとするなら、きっとそれらしい名前の馬(UpsetとかDarkStarとか)と思うので、ゲートに難があるだけに、シャドウゲイト、というなら……、と不埒な期待をしてみたくなります。菊で理由もなく? 落馬したアノ馬に乗っていたのもアノ人でしたし。

 サンデー系の各馬はいろんな人が考えてますので、そちらを参考にしようかと。京都芝コースがディープ仕様(サンデー仕様)になっているとかどうとかこうとか。いつぞやのダービーのように上位にズラリとサンデーの並ぶのはイヤだなぁ、と思いつつ終了。