秋華賞展望

 ラインクラフトエアメサイアの2強で堅いと世間で言われておりますが、サラブレッドはブラッドスポーツとかなんとか。エアデジャヴーの娘、ということでエアメサイアは3着、と固く信じています。

 で、とりあえずラインクラフトが1着になると仮定すれば、馬券は、ライン−なにか−エア、の三連単。今年の宝塚記念のように2強が両方人気以下に沈んでくれれば荒れること確実なのですが、はたしてそのときはどの馬を買えばいいのか、そもそもそんな無茶をしていいのかどうか。でもスプリンターズSサイレントウィットネスを外して買っていたワタクシでありますし、来週もディープは買わない予定なので、やはりここも穴馬を買ってみようかなー、と良くない考え。

 今年の秋華賞の穴馬でワタクシがまず思い浮かぶのはエリモファイナル桜花賞8着、オークス14着、ローズS11着と買える要素などまるでないように思えますが、紅梅S勝ち馬がこの2年秋華賞を連勝中、「二度あることは三度ある」という箴言がありますし、人気も皆無のココは狙ってみる価値が……あるのかしら。買える要素を挙げてみますと、京都(2100)と好相性で、秋華賞が行われる京都内周り2000mも新馬戦で経験(2着)しているのも強み、かしら。

 そういえば、調教師の大久保正陽師は来年の2月いっぱいで定年の予定。あのナリタブライアンを育て上げた名伯楽のラストG1を飾るのに、これ以上にふさわしい名前の馬はいないような……。ちなみに師が初勝利を挙げた馬の名はエリモキング。ああ、なんだかすごく買いたくなってきたなぁ……

 いやいや、オークスの前にもそんな話が浮上してた気がするぞ。気を取り直して別の穴馬も探さねば。

 春の実績で考えますと、桜花賞3着、NHKマイルC2着のデアリングハートは2強の間に割って入っていい戦績であります。対ラインクラフトは3戦3敗で着差が0.0秒、0.1秒、0.3秒と、条件がタフになるにつれて徐々に開いてますが、エアメサイアには2勝1敗と勝ち越していたりしてますし、エア3着説を採用するなら、ライン−デアリング−エア、の三連単を買っておいていいかも。この組み合わせなら……30倍くらいはついてくれる?

 前走のクイーンSを4着というのは、古馬に混じってこの結果なら悪い成績ではありませんし、レースもダンスインザムードが掛かってスターリーヘヴンと競り合う速い展開(道中12.0秒を超えるラップがなかった)を3番手追走で、最後沈まなかったのは注目すべきところ。秋華賞はコース形態や頭数など相成って、例年淀みのない速い流れになりますので、緩い流れだったローズS組はペースの違いに戸惑うこともあるかもしれませんが、デアリングハートにとっては前走と同じか、それより楽なペース、これは強み。上手くスタートを決めて好位を取れれば、早め先頭を抜け出して……すると「1頭になってソラを使った(デムーロ@桜花賞)」てな話があったか。このところ好調の後藤騎手がどんな騎乗をするのか、そのへんに期待するなら一発狙いで頭で買ってみてもいい、かも。

 あとは……、週末天気崩れるみたいですし、重得意なはずのオリエントチャーム、前でしぶといジェダイトあたりでしょうか。