重賞展望

 小倉記念は58.5kgでもメイショウカイドウが1番人気でしょうが、ニホンピロキースも存外人気になりそうな雰囲気で……。たしかにミッキーダンストウカイオーザアラタマインディ、サンライズシャークと連対馬を出している「前走小倉1000万下を1着」という条件にピタリ合致していますし、5月に放牧明けてからの成績が4→1→2→2→1着とタマモクロス産駒らしい見違えるような成長ぶり、買わないわけにはいかない雰囲気であります。

 まあ、アラを探せば、過去の上がり馬が勝ってきたのは小倉芝「2000m」のレースでしたし(キースは1800m)、2000mを中心に使われてきた馬でしたし(キースは1600m中心)、飛んでも理由がつけられるので、人気になるなら、ついつい外したくなってしまいます。そうなると小倉巧者のスパルタクスでも買っちゃおうかな……

 クイーンSはなんでも逃げ馬が勝つレースらしいので、期待のヤマニンアラバスタなど勝ってはいけない代表例のような気もします。が、今年は明確な逃げ馬がいるわけでもありませんし、案外皆前に行きたくてハイペース→差し切り、なんてシーンが見れないとも限らない。去年のオークス、1着ダイワエルシエーロ、2着スイープトウショウ、に続いたくらいの馬ですから、ここらで一発復活の狼煙を上げてほしいところであります。

 他では、なんでもNijinskyの血が入ってる馬がこのレースに強いらしいので、母父Caerleonスターリーヘヴンあたりも気になってみたり。前に行く馬なんでその点も魅力的ですし……たいへん魅力的ですね。