桜花賞回想

 ラインクラフトモンローブロンドに釣られたのかスタート後に掛かって? 前へ。しかし好意についたらゆるりと落ち着いてそのままのポジションで流れる。形としては外から積極的に先行策をとったようなもの、桜花賞で外枠の馬が走るパターンそのものだった。

 我が本命シーザリオはスタートして好位に行こうとする、が、ここでH初体験……H"ペース"初体験の弱みが出た、FRで速い流れに対応していたデアリングハートに一歩先に行かれ、前を塞がれてしまった。ちなみにエイシンテンダーもデアリング&シーザリオにスタート直後に前を塞がれて、スピードに乗れず後方からの不自由な競馬。昨日まで……というより午前までのショボさがまるで別人のような行きっぷり。なにもこんな時に、デムーロ氏ね、とか叫びたくなっちゃう。

 人気の一角アンブロワーズは、スタート一息でまずモンローブロンド、次にラインクラフトに先に行かれて前に行けなかった、というより、行く気あったのかしら? まあ、隣のフェリシアが内に行かなかったので割を食った形もあるが、枠を見たときに、四位騎手ならこうなるんじゃないかなー、と漠然と思ってたような展開。

 ちなみにエアメサイアアンブロワーズよりさらに割を食った形、一の矢・モンローブロンドは追って行かせていたからスピードの乗りが違う、二の矢・掛かったラインクラフトに前にかぶされ、三の矢・3コーナーで曲がりきれなかった? アンブロワーズにコース大外まで吹き飛ばされてしまった。道中は外外、アンブロワーズの直後で競馬、もうこの位置はしょうがない。直線で内のダンツクインビーと馬体を併せに行ったのは、アンブロワーズへ復讐? いやいや、勝負根性を出させるためだろう。外回って直線だけで4着、実力はあるが枠順(他馬の)、展開、運がなかった。

 3コーナーで決まった隊列のままに4コーナーまで、直線の馬場状態を考えると、前の方でロスなく行けた馬が強いに決まっている。

 4コーナーで前の二頭が沈んで行くのを交わしてデムーロ&デアリングが内に、そのすぐ外からラインクラフト、最後100mではやはりこの2頭が内のまだマトモなラインを占拠。シーザリオは沈んでもおかしくない位置にいたけれど、直線を向いたところで、ラインクラフトの後ろにいたのが幸運? 狙ってつけていた? ので残り2Fの位置で前が開いた。

 坂を上がってからの伸びはシーザリオが勝っていたけれど、それまでの差、馬場、走法などが不利に働いて差し切るところまでは行かなかった。久しぶりにTVの前で声を上げて応援したけれど、残念無念。

 ショウナンパントルはスタートして内に行ってる間に集団は前に。直線では大外に持ち出したのはいいけれどエイシンテンダーとかジョウノビクトリアが前に、なんかムザンな競馬だった。