重賞展望

 穴馬を狙うというのならば、やはり荒れやすいレースを狙わねばならぬ。土曜の中山牝馬Sはその期待にこたえてくれる一戦と思われます。
 中山牝馬Sのメンバーとハンデを眺めた瞬間、ヤマニンアラバスタだ、と直感。とはいえ現時点では繰り上がり1位ながら、除外対象で使えるかどうかわからないとのこと。出走してくるようならば人気でも本命にしますが、出来なかったときのことを考えて、中山牝馬Sのデータを調べておかねばならない。
 近年の勝ち馬を眺めてみると、上がり馬が活躍する京都牝馬Sと違って、牝馬クラシック戦線で活躍していること、が条件として浮かび上がってくるようです。過去5年間の勝ち馬をさらってみますと、

オースミコスモ⑪⑭⑦:チューリップ賞2着、スイトピーS1着、紫苑S1着
レディパステル不①③:フローラS2着、オークス1着、紫苑S1着、秋華賞3着
ダイヤモンドビコー不不不:クイーンS2着、ローズS1着
エイシンルーデンス⑨⑧⑪:フェアリーS2着、紅梅S1着、チューリップ賞1着
レッドチリペッパー外国産馬:クロッカスS1着、クイーンC2着、フラワーC2着、NHKマイルC3着、富士S1着

 名前の直後は三冠の着順、:の後はクラシック終了までの重賞、トライアルでの主な好走歴です。今年の出走馬の条件に当てはまる馬とその戦績を並べてみますと、

オースミコスモ:上記
ウイングレット不⑦③:スイトピーS1着、秋華賞3着
グローリアスデイズ不⑭⑨:フローラS2着、ローズS2着
チャペルコンサート⑦②⑧:オークス2着
マイネヌーヴェル⑩⑪不:フラワーC1着
メイショウオスカル不⑬⑫:フローラS1着
レクレドール不不⑥:ローズS1着
ヤマニンアラバスタ⑨③⑤:フラワーC2着、オークス3着、紫苑S1着(降着

 こんな感じ。さらに絞り込んで、近年の勝ち馬はレッドチリペッパーを除けば前走掲示板にのっている、というデータを加えてみると勝ち馬候補は、

 ウイングレット(京牝S2着)、チャペルコンサート(京牝S5着)、メイショウオスカル(京牝S4着)、ヤマニンアラバスタアメジストS4着)

 ちなみに2着馬はいろんなタイプがいますが、重賞を使って掲示板にすら乗らない着順に負けていること、が共通しています。その条件で候補を挙げてみますと、オースミコスモグローリアスデイズチアズメッセージフラワーチャンプヘヴンリーロマンスマイネヌーヴェルレクレドール、ひのふの7頭もいるのか。年明けの重賞、ということにすれば、
 オースミコスモチアズメッセージフラワーチャンプヘヴンリーロマンスマイネヌーヴェル
 それでも5頭になるようです。勝ち馬からこの5頭への馬単流しなら高配当も望めそうかな。メイショウかチャペル頭なら……
 これまでいろいろと書いてますが、あまり役にたたなそうな検討でした。