1回阪神3日

 中京で行われた前二走を快勝したのは、単に馬場が合っていただけなのか、もしくは……。6歳牝馬がここに来て急成長というのも信用しがたい話だが、昨夏以来使っている芝戦で、勝てないまでも34秒前後でメンバー最速の上がり駆使してきたのは事実。決め手の無い準OPの面子なら勝算アリとみたい。

 オッズはアンカツディアデラノビアタケユタカオリエントチャームの2強状態、明日の弥生賞もこんな感じになるのかしら。三番人気……と眺めてみると、ハギノコマチが15倍(11時現在)。
 ところでこのレース、この5年間サンデー産駒が勝っていないという過去があったりする。単なるめぐり合わせとも思えるけれど、一考すべきデータ。本番を狙うような有力馬はここをステップとして、万全の仕上げをしてくることもないからであろうこの際、一発を狙っている11頭の1勝馬の中から選ぶのが正しいのではなかろうか。もっとも人気両駒も賞金は800万、必ずしも桜、樫の出走に十分でないという状況も考慮せねばなるまいが。
 最内に入ったハギノコマチは、新馬勝ちから参戦した阪神JFで4着、とはいえ賞金は現状で400万、本番への出走すら危ぶまれる状況でこのレースまで待った陣営の判断は買うべきものではなかろうか。この4年間JF直行組が毎年連対しているのは心強いデータといえる。一昨年、3年前、4年前とノーザンダンサー父系の馬が制している過去もあれば、ここは狙いどころか。
 ①ハギノコマチ 単勝1000円 複勝2000円

  • 結果

10R 心斎橋S ③カネツテンビー 6番人気8着
11R チューリップ賞 ①ハギノコマチ 5番人気6着
 チューリップ賞は人気両馬がコケたものの……。先週チョット上昇したツキの波を完全に逃してしまった感。