重賞展望3

 某所の仮想オッズによるとフェアリーSの1番人気はカシマフラワー、そのあとマイネデセール、ツルマルオトメ、ペニーホイッスルフェリシアと続いているようであります。争覇圏はここらへんまでかな。
 カシマフラワー阪神JF11着ですが、距離が長かったか。こと1200m戦に限定すれば(3010)の好成績。3着の函館2歳Sも最後の直線で不利があった感。フェアリーSはJF組が強いとの過去データからも、ここはやはり有力。すでに8戦しているのがどうなのか、問題はそこ。
 マイネデセールはJF17着。ながら前々走のカンナS(中山1200m)では1:08.3の好時計で0.4秒差の快勝。その2着ナチュラルメイクが先週の黒松賞で1:08.1の時計でタイム差なしの2着だから、今回も期待は十分。1200m戦(1210)、函館でデビューした頃はイマイチだったが、新潟に転戦して馬が変わったように強くなった。時計の裏づけもあるし、馬場適性もあるとなれば、人気は仕方ないか。この馬もすでに7戦しているということが問題といえば問題かな。
 ツルマルオトメは6戦目。上二頭と違って、こちらは小倉組。新馬戦圧勝、ダリア賞ではマイネルレコルトと0.3秒差、とはいえその後、小倉2歳S6着、かえで賞3着、ファンタジーS6着と一息ながら、前走のつわぶき賞(中京1200m)で待望の2勝目。この距離では(2001)と得意そうながら小倉での6着をどうみるか。今回は初坂&輸送、これもどうでるのか。
 ペニーホイッスル新馬戦で圧勝してから、2ヵ月半ぶりの競馬。1:08.6も新馬戦では破格の好時計で今回も期待は十分、ながら、この新馬戦で負かした馬が一頭も勝ちあがってないのが気になる。3着の馬がその後3、4着と来ているけど、他は未勝利戦で二桁着順ばかり。ぶっ千切っているから関係ないといえば関係ないけど。フェアリーSで1戦1勝馬は不安材料だが、サンデー産駒なら大丈夫かも。最大の問題点は鞍上のヨシ様。
 フェリシアは1勝馬ながら、今年の出世レース、新潟2歳Sでスムースバリトンと首差、ショウナンパントルと1馬身差、マイネルレコルトと2・2分の1馬身差での4着。その後もリヴァプール(JF8着)、ジェダイト(JF6着)とそれぞれ0.1秒差2着の競馬。1200mは初ながら、陣営は距離は短い方が向いてるとの言、この馬も勝てば今年の新潟2歳Sの伝説が生まれるが、そこまでは、どうか。新潟では地震もあったし、サイン? 的にはこの馬で完成と言える。ワタクシ的にはとても買いたいが、ペニーとこの馬は抽選を潜り抜けなければならない、頑張って。
 出走確定馬ではキャントンガール、テイエムチュラサン、オリオンザヴィアンがいるが、一息か。JF15着キャントンガールはデセールより前の着だし気になるが、やっぱりダート馬、となりそうで……