蒼穹の昴

 浅田次郎さんの作品、単行本が出版されたのは1996年4月で、文庫化されたのが2004年10月! 当時、あんま金なかったので、文庫化されたら読も〜、と思っていたのですが、かれこれ8年ですか。その間のシェエラザードとか壬生義士伝とかはと〜〜っくの昔に文庫化されてるっていうのに、待たせるのが長いこと長いこと。田中芳樹さんのアルスラーン戦記は9巻が出てから9年後に10巻が出版され……11巻は10年後になるのでしょうか。創竜伝のペースも1F12秒台から1F18秒台くらいに遅くなってきてるんですが。
 ちなみに蒼穹の昴の内容は、背表紙にある解説文によると、こう。
『中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児は、占い師の予言を信じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた二人を待ち受ける宿命の覇道。』
 おもしろいですよ。しかし、文庫本では4冊に分冊されてしまい、単行本2冊買うのと値段は……待ってた自分は馬鹿だったのか。